タングーLNGプロジェクトは、インドネシア西イリアンジャヤ州に位置するムツリ鉱区、ベラウ鉱区及びウィリアガール鉱区の3鉱区を統合してインドネシア第3の大型LNGプロジェクトを開発するプロジェクトです。
当社は、1999年に英国BG社他よりムツリ鉱区の5%の権益を取得し、プロジェクトに参画致しました。さらに2004年に英国BG社よりムツリ鉱区の約29.23%の権益を取得し、現在ムツリ鉱区の約34.23%、タングーLNGプロジェクト全体の約7.35%の権益を保有しております。
タングーLNGプロジェクトは、2005年3月に最終投資決定を行い、2008年末の生産開始に向けて順調に建設が進んでおります。生産量は、年間760万トンを予定しており、既に中国福建省、韓国、アメリカ西海岸向けの長期売買契約を締結済です。
タングーLNGプロジェクトは、2008年の生産開始により、インドネシアの重要なLNG生産基地として、アジア・太平洋地域のエネルギー安定供給に貢献するものと期待されています。
当社が石油資源開発(株)と大阪ガス(株)と共に参画している(株)ユニバースガスアンドオイルはサンガサンガ鉱区の4.375%権益を保有しています。同鉱区にはバダック、ニラム、ムティアラ、パマグアン、ワイラウィ、スンベラ、ブラス、ランパキの油田・ガス田があり、これらの油田・ガス田から生産される天然ガスは、バダック液化基地から日本、韓国、台湾の各需要家にLNG販売されております。
当社は1997年9月、カタール国営石油会社であるQatar Petroleumとエクソンモービルの主導するラス・ラファンLNGプロジェクトにRas Laffan Liquefied Natural Gas Company Limited社の3%の資本権益を得ることで参加致しました。資本権益参加に際し、当社はQatar Petroleumに対し約3億ドルの融資も実行しております。
Ras Laffan Liquefied Natural Gas Company Limited社は年間合計660万トンの生産能力を持つトレイン1およびトレイン2から韓国ガス公社向けに年間480万トンの販売を行っており、1999年8月の初出荷より現在に至るまで順調に操業しております。また、スポット契約ベースにて世界中のLNG市場に供給を行っております。更に、Ras Laffan Liquefied Natural Gas Company Limited社の株主としてLNGの他に副産物としてコンデンセートや硫黄を生産しており、2005年からはカタールガス1及びカタールガス2と共同で液化ヘリウムの生産設備も立ち上げ、年間660万立方フィートのヘリウムを生産しております。
ラス・ラファンLNGプロジェクトは、カタール国北東部からペルシア湾に位置するノース・フィールドガス田から海底パイプラインを通して天然ガスの供給を受けています。このノース・フィールドガス田は、ペルシア湾に6,000平方キロメートルに渡り分布しており、可採埋蔵量が900兆立方フィートと単一構造の非随伴性ガス田としては世界最大級のガス田です。
ラスガスプロジェクトが位置するカタール国北東部のラス・ラファン工業都市には、1996年から生産を開始したカタールガスのLNGプロジェクトも位置しており、世界有数の規模のLNG液化施設や貯蔵タンク、LNGやその他生産物の積み出し港を擁した一大LNG生産基地です。カタール国は2010年頃には年間生産量7,700万トンの世界一のLNG生産国になることを掲げており、ラスガスの他のプロジェクトも含め、更なる発展が見込まれています。当社は、こうしたカタール国の発展を見越し、首都ドーハに駐在員事務所を開設し駐在員1名、現地職員3名を配置しております。
豊富な天然ガス資源が存在するアフリカ地域は、LNGの生産拠点として大いに期待されている地域です。当社は、今後更なる拡大が予想される大西洋市場への本格参入、並びに日本向けLNG供給の多様化を目指し、特にナイジェリアをはじめとした西アフリカ地域の事業に積極的に参加していきたいと考えています。