当社は、1970年代より常に市場の要請に応じたマーケティング活動を行ってきており、現在日本が輸入する液化天然ガス(LNG)の約25%を取り扱っています。
LNGの取引形態も現在ではEX-SHIP契約から始まりFOB契約へと変化してきていますが、市場の要請に沿い、1981年に日本発のFOB契約実現に大きく寄与し、1983年に輸送事業への参画をいち早く行いました。
また需要規模にあわせて小型LNGタンカーを用いた中堅都市ガス向け販売契約(MCGCプロジェクト)を手掛けるなど、数々の顧客のニーズに応えてきた実績があります。
我々はこれら豊富な経験と実績によって市場環境を正確に把握するための知識、ノウハウを蓄積し、顧客のNEEDS、市場の要請に最適なマーケティング活動を推進しております。
LNG取引は、日本に引き続く形で、韓国、台湾といった東アジア市場で発展してきており、インド、中国が近年輸入国に加わりました。更には、タイ、シンガポール他のアジア諸国がLNG輸入を計画しております。
当社は、日本市場でのLNG取引の経験に基づき、こうしたアジアのLNG買主と良好なビジネス関係と多数のビジネスを構築してきております。
当社は、英国エセックス州キャンベイ島にCalor Gas社が保有するLPG基地を一部改造し、LNG基地を建設するプロジェクトの事業化調査を進めています。同基地は、1964年にアルジェリアからのLNGを受け入れ、世界初のLNG受入基地として操業していましたが、1990年にLNG輸入を停止、その後LPG基地に転換されました。
当社は、キャンベイLPG基地を保有するCalor Gas社、大阪ガス株式会社、英国ガス小売り大手Centrica社と共に同プロジェクトを推進しています。LNG受入基地は2012年ごろの稼動開始を予定、受入能力は年間400万トン(英国ガス消費の5%相当)となる見込みです。
英国は、エネルギー消費の4割を天然ガスが占め、2004年のガス消費量は980億m3(LNG換算7800万トン)に上り、米国、ロシアに次ぐ天然ガス消費国です。1980年代の北海油田発見により、英国は一躍ガス輸出国になりましたが、ここ数年北海油田の枯渇が急速に進んでおり、2005年には再度天然ガス純輸入国に転じました。
また環境問題等から発電所用の天然ガス需要も増加しており、2010/11年には天然ガスの輸入への依存率が50%、2015/16年には80%になると予想されています。このため、天然ガスの安定確保が英国政府の急務となっています。中でもLNGは様々な国から天然ガスを調達できるため、ガス安定供給に繋がることが期待されています。
日本の約10倍の天然ガスを消費している北米においては、パイプライン輸送による天然ガス取引が中心となっていますが、近年のガス需要の増加、及び、北米での天然ガス生産産出量の下落傾向により、LNGに対する期待度が高まり、LNG輸入が飛躍的に増大してきています。
当社はLNGの一大市場となる米国市場にもLNGを供給するべく、LNG供給元の確保を始め、北米におけるLNG受入基地への関与、気化LNGの米国市場における販売という上流から下流までの一貫したビジネスモデルの構築を目指しております。尚、下流ビジネスに関しては、関連会社を通じてすでに北米市場でのパイプラインガス取引を開始。当社は増大する米国市場にもLNGを供給するべく日々チャレンジしております。