Top > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 石橋慎介 (1997年入社)

2006年12月、ここは名古屋市内の商業ビルが立ち並ぶオフィス街。
5月にインドネシア駐在から帰国した石橋にとっては、3年ぶりの冬になる。「冬服なんか全部処分したから、一揃え全部買い直しましたよ」と屈託なく笑う石橋の顔は、師走の空気の中でも赤道直下の生活の名残である日焼けが残っている。
石橋が駐在していたのはインドネシア・カリマンタン島にあるボンタン市。日本向けLNG船に日本買主の代理人として、インドネシアからLNGが適切に船積みされるように船積みオペレーションをモニターすると共に、船積みされたLNGの数量を確認する検量業務に従事してきた。ヘルメットを被り、LNG桟橋に出向く。ジリジリと直射日光が肌を刺し、あっという間に汗だくになる。日本向けLNGの約25%がここで液化され、LNG専用タンカーにより出荷されている。同市に常駐する日本人は当社駐在員を含めても5〜6人。日本食レストランはもとより、日本人コミュニティすらない、ジャングルに囲まれた赤道より約15km北側にある小さな町である。「暑いのはまだ我慢できましたけど、食事の面では苦労しました。最初はよくお腹もこわしましたが、人間の体って何とか適応するものですね」と石橋は語る。
石橋の駐在時代のエピソードは尽きないが、最も鮮明に記憶にのこる出来事としては、日本に帰国する当日、カウンターパートであるインドネシア側LNG売主の関係者が総出でボンタンの飛行場まで見送りに来てくれたことだという。見送りの人々の中には、LNG取引をめぐって口論した相手もいる。潤んだ目で石橋が見渡した中には、真っ赤な目をした友もいた。「現地の生活にとけこむことができていたんだ...」と、食事を共にし、お祭りでは盆踊りを披露し、期せずして他界された方の葬式で一緒に泣いた日々が思い出された。「楽しそうだったからなんでも参加していただけだけれども、その結果たくさんの友人ができました。彼らのことは忘れられない。最高の宝です。」という石橋の言葉には、異国の地で地域社会に積極的に溶け込んできた姿が映し出されている。
石橋のモットーは「どんな仕事も楽しんでやるもの」であり、このモットーは、ボンタン駐在以前の勤務地でも実行されていた。
ボンタン駐在から帰国した石橋は、「今までは自分が楽しむだけでよかったんです。でも、これからは後輩たちが楽しんで仕事ができる環境を作っていくことも自分の仕事だと思っています」といいながらも、石橋自身、新天地でファイティングポーズを取り続けている。
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